これまでは海外拠点を設立するなどして、海外進出を図ることが企業の成長戦略のカギとされていましたが、私たちを取り巻く環境は、ここ数年で劇的に変化しました。インバウンドだけでなく、外国人労働者の数は増加の一途を辿り、2019年4月1日から施行された改正出入国管理法によって、今後5年間で最大34万人にのぼると言われている今、グローバル化の波は加速度的に日本に押し寄せている状況にあります。この波は今後さらに昴進するといわれる一方、IT人材不足の問題の深刻化は進み、若年層の人口減少に伴って、2030年までに約40～80万人規模のIT人材不足に陥ると予測されています。

しかし、このような時代背景の裏を返せば、多様な人材が活躍できるグローバル舞台は、他でもないこの国だということです。それを踏まえて、今後企業が成長していくためのキーファクターは、「優秀な人材採用・育成」×「グローバル化の推進」×「IT活用によるイノベーション」であると考えています。

国内で優秀な人材が不足するとしたら、海外から優秀な人材を採用することはもはや必須になるでしょう。そうなった時に、日本のビジネスパーソンにとっては、いかに異なる文化背景を持つ外国の人たちとうまくコミュニケーションを取り、仕事を進めていくかということが求められます。その逆に海外から働きに来る外国人にとっては、日本語のスキルを身につけることはもちろん、日本独自の文化を学び、うまく適応していくことが必要になります。つまりこれからは、双方からの“歩み寄り”ができてこそ、本当の意味でのグローバル化が実現し、ひいては企業として今後も成長し続けることが可能になるのです。この歩み寄りは、企業の命運を握っていると言っても過言ではないと確信しています。

現に、IT人材不足は自社の課題でもありましたが、テクノロジーの力を活用して海外各地から優秀なIT人材を積極的に採用することで徐々にクリアされていき、社内におけるグローバル化は日を増すごとに発展を遂げています。

目まぐるしく移りゆく時代において課題に取り組む中、私たちは創業当時から格段に進化した新しいビジョンを描くようになりました。それは、ビズメイツの原点であるBizmatesや海外のITリソースを活かしながら、「“人”と“企業”をつなぐ懸け橋となり、成長支援のトータルサポートを提供する会社になっていきたい」ということです。

これからのビズメイツは、言語・文化の壁を越えた相互理解の促進と、多様な人材の活躍を支援する“グローバルタレントと企業の成長支援を担うテックソリューションカンパニー”として、国内のビジネスパーソンはもちろん、海外から日本に来る優秀な人材の双方が、グローバル舞台で活躍するための成長支援をソリューションとして提供しながら、人と企業が成長しあう多様性のある豊かな社会の実現に向けてグローバルタレントと企業の成長をトータルにサポートするソリューションを多角的かつダイナミックに提供していきます。