ビズメイツ株式会社 採用情報
ビジネスパーソンが世界で活躍することを支援するビズメイツ。オンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」、オンラインビジネス日本語学校「Zipan」、専属コンサルタントが個人に合わせた学習プランを提案し伴走する「Bizmates Coaching」など高品質な学習プログラムを提供しています。
今回はカナダでエンジニアとして働いた経験を持つ、ランゲージソリューション事業部の那須さんにインタビュー。30代でエンジニアとしてのキャリアを歩み始めた経緯や、2度にわたる海外経験を経て得られた知見、ビズメイツのエンジニアだからこそ挑戦できていることについて聞きました。
■プロフィール
ランゲージソリューション事業部 テックソリューショングループ リーダー:那須 毅康
大学卒業後、郵便局の内勤スタッフとして勤務。その後は新聞社や出版社、オフィス機器を販売する企業で営業に従事。営業として働きながらWebサイト制作のノウハウを独学で身につけ、エンジニアに転身。2020年よりカナダ・バンクーバーのWeb制作会社へ転職。2023年に帰国し、ビズメイツへ入社。
——まずは那須さんのご経歴について、教えてください。
最初はエンジニア志望ではありませんでした。大学の商学部を卒業した後、営業の仕事に従事していました。当時はITと無縁でしたので、自分がエンジニアになるとは思ってもいませんでしたね。転機となったのは、オフィス機器の営業時代の経験です。
ある日、クライアントからオフィス機器の発注に加え、Webサイト制作の依頼が寄せられました。それまでは外部のパートナー企業に委託していましたが「簡単な修正であれば社内で対応できるのでは?」と検討がなされ、私に白羽の矢が立ちました。
ただ、Webサイトの制作は未経験。独学で知識を身につけながらクライアントからの依頼に対応していました。その経験がきっかけでITに興味を持ち、専門学校へ進学してプログラミングを自主的に習得しました。
進学した当初は「ITの知識を得て、営業としてスキルアップをしたい」と考えていた程度でした。しかし、卒業時にはクラスで1〜2位を争うほどの成績となり、エンジニアとして働くこともできるのではないかと考えるようになりました。
——そこからエンジニアとして、どのようなキャリアを歩んだのでしょうか?
専門学校を卒業後、IT企業やSES会社、受託開発会社でエンジニアとしてさまざまなプロジェクトに携わりました。映像配信サービスのポータルサイトやソーシャルカードゲーム開発の他、開発の要件定義やプロジェクトマネジメントまで幅広く経験しましたね。
——その後は留学を経験されたと伺っています。留学をした背景を教えてください。
しっかりと英語を学びたいと考えたからです。プログラミング言語は英語が基本です。開発を進めていくなかでエラーが出た際、英語で記載されたエラー内容を理解できないと開発に支障が出てしまいます。
当初は英語を独学で学んでいましたが、よりスキルを高めるためにフィリピン・セブ島へ半年間の留学を決意。留学中は英語でプログラミングの学習をしながら、リーディングや英会話、リスニングにも積極的に取り組みました。
半年間の留学から帰国後、一度はエンジニアとして就職しました。ですが、さらに英語力が必要だと感じたため、次は海外就労を視野に検討を始めました。
留学エージェントに相談すると、カナダであれば留学をした2年目から就労できるビザを取得できると聞き、2020年8月にカナダ・バンクーバーへ渡ったんです。
1年目はカレッジに通い、2年目からは希望通りWeb制作会社に就職。そこでは3年ほど、WordPress、React、Typescriptを使ったWebサイト制作を担当しました。
——海外就労していたカナダから、あらためて日本に帰国したのはなぜですか?
2023年3月末にカナダの永住権を獲得できたのですが、このままカナダで働き続けるか迷っていました。海外での就労経験を経て英語力もエンジニアとしてのスキルも上がり、よりレベルの高い環境にチャレンジしたいと考えていたからです。
その時にビズメイツを知り、日本で働くことを決めました。
——ビズメイツへの入社の決め手を教えてください。
今までに培ってきたエンジニア経験と英語力のどちらも活かせる点が、大きな決め手となりました。
日本の開発メンバーのなかには外国籍の方も在籍しており、なおかつフィリピンにある開発チームとも連携するため、英語でのコミュニケーションが日常的に発生していると面接時に聞きました。
エンジニア経験と英語力のどちらも活かせると感じ、ビズメイツで働きたいと強く思いましたね。
——現在の業務内容について教えてください。
ユーザビリティの最大化というテーマにおいて、「Bizmates」のサイトのリニューアルを実施しています。私の役割はこのプロジェクトの統括です。チームメンバーにタスクの振り分けながら進行管理を実施しています。
今回のリニューアルはプロジェクト完了まで時間を要する大きなプロジェクトとなっています。前職までは3ヶ月程度で納期を終える小規模なプロジェクトが多かったため、ここまで規模が大きく長期間にわたるプロジェクトに関わるのは初めての経験です。
仕様が複雑に入り組み、開発の難易度は非常に高いのですがやりがいも大きいですね。
「Bizmates」のリリース後は他のサービスの改修にも加わる予定です。今は「Bizmates」の改修を行いながら他のサービスの改修に向けて全体像を把握し、サイトの機能を見直している段階です。
——カナダの働き方について、日本との大きな違いなどは感じましたか?
「仕事に取り組む姿勢」ですね。カナダでは非常に自由な雰囲気がオフィス内に漂っていて、常に活気があり、世間話も多かった印象です。
日本では「オンオフのメリハリをつけて仕事をする」と思いながら働いていたので、それぞれの違いを肌で感じる貴重な機会となりました。
——カナダでの経験が、今の仕事に活かされていると感じている点はありますか?
一番活かされているのはコミュニケーションスキルです。カナダではチームで円滑に仕事を進めるために、コミュニケーションを積極的に取ることが大切だと学びました。
具体的には業務の振り返りミーティングを毎週行い、良かった点・改善点をシェア。進捗状況はもちろん、チームメンバーのスキルレベルや個性を把握することで、個人に合わせて仕事の依頼ができましたね。
そうした経験から、相互理解が深まれば仕事は円滑に進むのだと気づきました。この気づきは、今携わっているプロジェクトのマネジメントにも活かされています。
——今後の目標について、教えてください。
引き続き、エンジニアとして高みを目指していきたいと考えています。エンジニアに必要なスキルには終わりがありません。これからも技術革新が続く以上、常に最先端の知識を習得していこうと思っています。コミュニケーションの取り方、英語についても学びを続けていきたいですね。
また、エンジニアとしてのキャリアをスタートして10年が経過しました。今までに培ってきた自分のスキル・経験をチームメンバーにシェアし、共に成長できる環境をつくりたいです。
最終的にはビズメイツの展開する新たなサービスの開発に貢献したいと思っています。前職の経験を活かすのであれば、Web制作の経験があるため、UI・UXデザインに注力できるでしょう。
ビズメイツが提供するプロダクトが多くの方に愛され、長く支持されるサービスを目指すためには、ユーザー目線に立った使いやすさも重要です。他にも、開発のナレッジなどを積極的に共有し、魅力的なサービスを実現したいですね。
——「ビズメイツのエンジニアだからできている」と感じることはありますか?
グローバルな環境で働きながら、多くのメンバーと「ワンチーム」でサービスをつくりあげていることではないでしょうか。
例えば、事業の柱である「Bizmates」は規模が大きく、日本国内の開発チーム、カスタマーサポート、営業、マーケティングに加えて、フィリピンの開発チームがサービスを支えています。
全員が「より良いプロダクトを提供したい」という共通の目的があるからこそ、職種が違えど積極的に意見の交換ができています。「ワンチームで動いている」という意識が非常に強いのです。
また、ビズメイツのエンジニアは外国籍の方や英語が堪能な方が多いため、言葉の壁をそこまで感じることなく、スムーズに開発が進められているのも特徴ではないかと思います。
——ビズメイツのエンジニアとして活躍する上で、大切にしていきたいことは何ですか?
エンジニアはチームで働く仕事だと思っているため、やはりコミュニケーションです。自分ひとりで「良いものをつくりたい」と思っているだけでは、決して実現できません。問題が起こればチーム内の意見を聞き合い、解決していくプロセスが求められます。
自分の意見をしっかりと発信できる方、チームでシステム・サービスをつくることが好きな方はビズメイツのエンジニアとして活躍できると思います。