ビズメイツ株式会社 採用情報
皆さんこんにちは。ビズメイツ人事の亀田です。
今回は、ビズメイツの創業メンバーであり、取締役の伊藤日加のインタビュー後編お届けします。
弊社設立のきっかけとなった『Bizmates』サービスに込めた想いやメッセージについて特別に公開。後編では、Bizmates PhilippinesのCEOも務める伊藤が、『Bizmates』講師(トレーナー)に伝えていることや大切にしていることをお伝えします。他のインタビューでは掲載していない内容にもなっていますので、是非ご覧ください。
#この記事に登場する人
取締役 ランゲージソリューション事業部長 伊藤 日加 / Hika Ito(インタビュー文中は”Hika”と表記)
カナダで生まれ育ち、1996年来日後、英語教師として、ベルリッツ・ジャパンに入社。その後、同社4校における主任教師として、教師の採用およびマネジメント、品質管理を担当し、4年連続エクセレントパフォーマンス賞を受賞。2008年より本社商品開発マネージャーとして、世界のベルリッツで使用されているビジネス向け教材、企業向けカスタマイズ教材の開発を行う一方で、企業向けのセミナー講師を担当。2012年6月、同社を退社。
同年7月にビズメイツ株式会社を設立、取締役 Chief Quality Officerに就任。
Hika:
Bizmatesには”ディスカバリー”というプログラムがあります。英語に慣れてきたら是非受講して欲しいのですが、講師自身が書いている記事を教材にしたプログラムでファッションや動物など幅広いテーマがあります。なぜ皆さんに受講してほしいかというと、講師と受講生の付き合いではなく、対等な関係で話が出来る。「講師と受講生」と考えるとどうしても上下の関係になってしまいますがディスカバリーでは「あなたの考えを教えて」「私の考えはこうです」と教材内容についての意見を対等に交わせることで英語の本当の楽しさがわかる教材になっています。だから”Discovery=発見”という教材名にしています。
「対等になる」ということが英語学習ではとっても重要です。机に向かって勉強ばかりやっていても、その気持ちはわからない。なので僕はある程度英語のレベルが上がってくると「もう勉強はやめて」「Don't study English! Live English.」と伝えています。英語を勉強するのではなく英語というライフスタイルを「生きる」ように変えていってほしい。英語を学ぶ上で一番の障壁であり重要なことは文法や単語・リスニングではなく、マインドセットを変えることです。一般的な英会話スクールではそこが変わらない。うちはそこを変えるプログラムにしています。
マインドが変わると、生活が一変すると思いますよ。人生が変わって、別世界が見える。そこが本来の目的です。本当にグローバルに活躍するためには、文法や単語を完璧に覚えることよりも、心のバリアを外して人と人とが本音で話せる”気持ち”が重要です。英語力が上達しても、マインドが変わるわけではないのです。英語力を上げながらマインドを変えていくことが重要で、それができると、仕事をするときに「自分の会社の商材が売れるマーケットは世界にある。日本だけではなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカにも売れるのでは」と考えられるようになる。国内だけに限らず、世界中に友人ができるようになる。日本の新聞や雑誌だけではなく、世界中の情報を集めることで、世界が自分のマーケットだと感じられるとすごく面白いし、ビジネスチャンスもある。それを『Bizmates』の受講者の皆さんには感じてもらいたい。英語力とマインドセットが本当に大切です。
Hika:
『Bizmates』では、直接的に世界平和や環境問題を解決することはできないですよね。 でも、私たちの商材・レッスンを通じて受講者の皆さんのポテンシャルをフルに持っていくことが出来る。受講者の皆さんが自分たちの持っている可能性が日本だけではなく世界にあると思えるようになると、グローバルに活躍する人材になったときに『Bizmates』で培った英語力で世界平和や環境問題を解決できる人が生まれるかもしれない。そう思うと、受講生の皆さんのポテンシャルを最大限発揮できるようにしていきたいと思います。
ただ、受講者の方が全員「グローバルに活躍したい」と思いながらレッスン受講しているかというとそうではないと思います。英語を話すのが趣味という方もいますよね。それでもいいんです。学んだ英語を仕事で一度も使わなくても、レッスンを通じてマインドが変わって英語力が上がりアクティブラーナーになると、年齢を重ねて仕事を引退した後にも、日本ではなく海外に住むなど選択肢が広がる。仕事生活が終わった後もチャンスが生まれます。それを感じてもらえるといいなと思います。
英会話は続かないと意味がない。そのため『Bizmates』では行動ではなく視点を変え、視点が変われば行動が変わる教材を作っています。
Hika:
色々なことを伝えていますが、「TeacherになるのではなくBusiness partnerになりなさい」と伝えています。受講者の皆さん同様に、講師としてレッスンをしながらただ英語を教えるだけではなく、講師自身もマインドチェンジして欲しいです。その為に講師の皆に伝えていることとして、「Passion」「Growth」「Heart」の3つの言葉があります。
1つ目は「Passion」
自分自身が取り組むことは全て、自分の時間と命を使っている。だから「Passion」を持ってやりなさい、そうでないと時間も命も勿体ないと伝えています。
2つ目は「Growth」
「生きること=成長すること」だと思います。なので、講師の皆にももっといい講師になろう、もっといい人になろうと思ってレッスンに取り組んでもらいたいんですね。実は、講師は自分たちの仕事に対する評価をその都度システムで確認できるようになっています。今、自分が良い仕事ができているのか、良いレッスンができているのかというのが見える化されているので頑張れば頑張った分きちんと評価をされる。それを見て、次のレッスンへ改善をしながら成長したり、モチベーションを管理していきます。1つ目にお伝えした「Passion(情熱)」と2つ目の「Growth(成長力)」を持っている人でないと講師は続けていけないかもしれませんね。
3つ目は「Heart」
これはものすごく重要です。「レッスンを提供している受講者も、仕事仲間も人間であることを忘れないで」と伝えています。人間は傷つくし、血も出る。「どんなに強い人でも泣いているときがあるから、受講者、トレーナー同士、僕も含めて人と対峙するときには、言葉遣いも含めて相手を大切にしてね」と伝えています。講師の人間性やマインドはすごく重要視して採用していますね。
Hika:
そうですね。その為に実は僕も、レッスンを密かに予約して受講しています。その際は教材を使ったレッスンをするのではなく、そのトレーナーが普段何をしているのか、どんなところに住んでいるのか、どんな人なのか、一人一人のことがわかるようなインタビューをします。
フィリピンは一人が複数の仕事をするのが当たり前という社会です。そのため、『Bizmates』の講師をしながら、実は自分で起業している人も多い。この間驚いたのがお寿司屋さんをやっている人がいたこと。お店を持ちながらレッスンをするのは大変だろうなと思い、色々聞いてみたら、店舗は持たずネット専門で注文をうけてデリバリーするというビジネス形態ですごく面白かったです。まさか、『Bizmates』の講師がフィリピンでお寿司を作っているなんて思わなかったですから。一人一人の話を色々と聞いていくと、講師一人一人の人間性や考え方など面白いなと思うことが本当に多いです。
起業をしているビジネスオーナーの講師も多いと話しましたが、起業家はマインドが違い、ビジネスチャンスを逃さないというハングリー精神がある人が多いと感じます。また、それ以外にも様々なビジネスバックグラウンドの講師がいるので、受講者の皆さんのビジネス上の英語表現の悩みを相談してみるのもオススメします。レベルが上がり高度なビジネステーマになっていくなかで、「この状況なら上司にこう伝えてみれば?」「こんな風に立ち回ってみれば?」と色々アドバイスをくれると思いますよ。
Hika:
先日、鈴木のインタビューで「成長」というキーワードが出ていたと思いますが僕もそれはすごく重要だと思っています。成長ってすごく重要なことですが、何もせずに成長することは無い。人間は楽な方に行きがちな生き物だと思うので、「成長したい」という気持ちを持ち、出来ないことをできるようになったり、辛いことにも挑戦してみることは凄く大切なことだと思います。
会社が組織としてより成長していくためには、個人が努力をしていく必要があるし、一緒に働く人みんなで努力していかないといけないですよね。ただ、成長・努力だけを目指し続けるのは辛いので、仕事を楽しむことが重要だと思います。「社員の成長=会社が成長」として、それを楽しんでやっていきたい。「楽しみながら成長する」そんな組織にしていきたいですね。
いかがでしたか?
今までなかなか語られてこなかった『Bizmates』誕生秘話、講師への想いやオススメの受講方法などがお伝え出来たのではないかなと思います。こちらを読んでいただいた受講生の皆さんのレッスンが今後より充実したものになれば幸いです。プロダクトへの想いも感じていただけたらと思ってます。
次回の更新をお楽しみに!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。