日本語教師としての経験を活かし、求職者と企業の間にwin-winの関係を築く/キャリアアドバイザーインタビュー
ビズメイツでは、外国籍ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」を通じて、日本での就職を希望するビジネスパーソンを支援しています。
今回は、海外およびオンラインでの日本語教師の経験を持つキャリアアドバイザー(CA)の和田さんにインタビュー。
「日本語を学び、日本で働きたい」と願う多くの外国籍の方と出会ってきた経験を活かして活躍中の和田さんに、これまでの経歴やビズメイツで働くことの魅力について聞きました。
■プロフィール
タレントソリューション事業部 エージェントグループ:和田 結希
日本語教師の資格を取得後、フランスの大学に就職。その後、フリーランスの日本語教師となり、オンラインで授業を受け持つ。日本に帰国後もオンライン日本語教師を続ける中、受講者からの就職やキャリアの相談に応えるうちに、外国籍人材の紹介事業に興味を持ち、前職でキャリアアドバイザーへと転身。2024年4月にビズメイツ入社。
「日本語を学び、日本で働きたい」方の夢を叶えるために
——和田さんがビズメイツに入社されるまでの経歴について、教えてください。
最初のキャリアに「日本語教師」を選んだのは、幼い頃の体験がきっかけでした。友人のお母さんが海外出身で、日本語でのコミュニケーションに困っている様子を見て「日本在住の外国籍の方の役に立ちたい」と感じた気持ちが私の原点です。
その思いは、グローバルな環境に身を置き、さまざまな国から来た留学生と知り合った大学時代にさらに強まり、大学院で日本語教師資格を取得。修了後はフランスの大学で2年ほど日本語クラスを担当していました。
並行してフリーランスのオンライン日本語教師としての活動をスタート。フランスでの生活を終えて帰国してからも、引き続きオンラインで日本語教育に携わってきました。
キャリアアドバイザーという新しい領域へのチャレンジがスタートしたのは、2023年1月です。外国籍ITエンジニアの転職支援を行う人材紹介会社に入社して、1年ほど経験を積みました。
——日本語教師から人材業界への転身は、思い切った決断のように感じます。なぜチャレンジしてみようと思ったのですか?
私自身は「転職支援は、日本語教師の仕事の延長にある」と考えていましたから、決して大きな変化とは感じなかったんです。
フリーランスの日本語教師をしていた頃は、小さなお子様から経営者の方まで、幅広い方々に日本語を教えていました。
その際、1on1のレッスンだったこともあり、語学学習だけにとどまらず、さまざまな相談を受けていたんです。仕事やキャリアについての相談も多く、メンター的な立場でアドバイスする機会も増えていきました。
相談を受ける中で実感したのは「日本語を学ぶこと」の先に「日本で働きたい」という夢を持っている方が多い、ということでした。そこで「外国籍の方の転職支援ができるCA職に挑戦しよう」と思い至ったんです。
「日本語教師としての経験を活かしながら、キャリアをサポートできる仕事に取り組みたい」と考えるようになったのは、私にとってはとても自然な流れでした。
——そうだったのですね!では、CAとしてのキャリアをスタートした前の会社から、ビズメイツへの転職を決めた理由は何だったのでしょうか?
ビズメイツが、外国籍ITエンジニアの転職エージェント「G Talent」に加え、オンラインビジネス日本語会話「Zipan」を自社サービスとして展開している点に惹かれました。
前職でのCA経験を通じて感じていたことの1つが「外国籍人材のキャリア支援の上で、日本語教育がいかに重要か」です。
企業側からは「国籍は問わないが、日本語を話せる人材が欲しい」というニーズが高い。一方の求職者側では、非常に優秀で意欲的であっても、日本語学習が十分にできずに悩んでいる方がいる。このギャップを埋めるために、サポートする方法があったら……と常々思っていたのです。
この点で、転職支援と日本語教育という「求職者が夢を叶えるために必要なサービス」が揃っているビズメイツは理想的だと思いました。さらに「人と企業が成長しあう、多様性のある豊かな社会の実現」というPHILOSOPHY STATEMENTにも強く共感し、入社を決めました。
フラットで風通しの良い環境という「ビズメイツらしさ」
——現在はどのような業務を担当しているのでしょうか?
「G Talent」を運用しているタレントソリューション事業部で、転職を目指す外国籍ITエンジニアを支援するCA業務を担当しています。具体的にはスカウトメールの送信やキャリア面談、求職者が希望する条件のヒアリング、求人の紹介などが中心です。
面談は本人の語学力をチェックするために日本語で行いますが、コミュニケーションの中で英語や求職者の母国語で会話をすることもあります。私自身、語学学習が好きで複数の言語を学んできたことが、信頼関係の構築にも役立っていますね。
——和田さんは前職もCA職ですが、これまでの経験が活かされている点や、ビズメイツの特色として感じていることがあれば、教えてください。
前職でCAだった頃から大切にしてきたのは「求職者のニーズを丁寧にヒアリングで深堀りし、企業側の求める要件としっかりすり合わせて、お互いにとってwin-winになるマッチングをすること」です。
この姿勢は今も変わりませんが、ビズメイツに入社してから業務範囲が広がったので、試行錯誤しながらも新たな挑戦を楽しんでいます。
例えば、スカウトメールの送信業務は、私がビズメイツ入社後に初めて経験した業務の1つです。
前職のCA業務は求職者のキャリアカウンセリングから実際に入社するまでのサポートに特化されていました。一方、当社では「多数の求人の中から、求職者が活躍できそうな案件を抽出し、打診する」ところからCAが担当する形式です。
最初は慣れない部分もありましたが、取引先企業や案件が豊富な「G Talent」ならではのベストなマッチングを実現するため、日々学びながら業務を進めています。
「ビズメイツらしさ」として感じたのは、入社して間もないタイミングから自由に意見を出せる雰囲気があり、相談ごとも丁寧に受け止めてもらえて、新しい環境に馴染みやすかったことですね。
ビズメイツは上場企業としての安定した経営基盤を持つ会社ですが、決して上意下達型の組織ではなく、ベンチャー企業らしいフラットで風通しの良い組織風土があることを、肌で感じています。
「仕事を楽しむ」姿勢を大切に、意欲的に取り組み続ける
——入社前のビズメイツの印象と、実際に働き始めてからの印象で、異なる点はありましたか?
イメージとのギャップは特にありませんでした。採用面接で小山さんや正井さんとお話しした時に「事業戦略の実現に向けた方法論が具体的かつ論理的なので、納得感を持って働けそう」という印象を持ったのですが、入社後も、まさにそのとおりの環境だと感じています。
ビズメイツでは、経営方針や事業戦略がきちんと言語化され、全社員に共有されています。そして、その達成に向けての道筋には、常に「理由」が示されているんです。だからこそ、一人ひとりが企業としての目標に対する当事者意識を持って、主体的に業務に取り組めるのだと思います。
また、疑問や不安を上司に相談した時にも、必ず具体的で解像度の高いアドバイスが得られるのが、大変ありがたいです。決して根性論に走ることなく、常に客観的でロジカルな回答が得られる安心感は非常に大きく、その点でも働きやすい環境だと感じています。
——最後に、これからの目標について、教えてください。
私は、働き始めた頃からずっと「仕事を楽しむ」姿勢を大切にしてきました。
CAは「求職者に仕事の魅力を伝え、企業に求職者の魅力を伝える」ポジションです。私自身の「心からやりがいを感じ、仕事を楽しんでいる」ポジティブな印象は、成果を出す上でも、とても重要だと考えています。
ただ目の前の業務をこなすのではなく「楽しむ」意識を引き続き大切にしながら、これから素敵なご縁をつないでいきたいですね。
今月は、世界各国から日本に集結した元学生さんやエンジニアさんを集めてビアガーデンに行きました。ここからまたご縁がつながって、多くの方の居場所づくりに貢献できればなあと妄想しています。