【リクルーティングアドバイザー×キャリアアドバイザー対談】企業と求職者、双方の成長を支援するために。私たちの「協働」体制
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(左から野々村さん・神林さん)
外国籍ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」やグローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」を運営するビズメイツ。私たちはサービスを通じて、企業と求職者、双方の成長をサポートしています。
今回インタビューしたのは、クライアントとの折衝を担当するリクルーティングアドバイザー(RA)の野々村さんと、求職者とのコミュニケーションを担当するキャリアアドバイザー(CA)の神林さん。
新卒入社以来、「企業と人材をつなぐ仕事」に真剣に取り組んできた2人に、タレントソリューション事業本部におけるRAとCAの協働体制について詳しく聞きました。
■プロフィール
タレントソリューション事業本部 エージェントグループ リクルーティングアドバイザー :野々村 有夏
学生時代にグローバルな組織で活動していたことから、外国籍人材向けのサービスに興味を持ち、2023年4月にビズメイツに新卒入社。入社後はグローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」の営業に従事。2025年1月にエージェントグループに異動し、現在は「G Talent」のRAとして、クライアントとの折衝を担当している。
タレントソリューション事業本部 エージェントグループ キャリアアドバイザー:神林 ユナ
中国ハルビン出身。2018年に日本に留学し、日本語学習を本格的にスタート。大学では社会福祉学科で「外国にルーツがある子どもの教育」について学ぶ。就職活動の中で、日本で生活する外国籍人材をサポートできるCA職への関心が深まり、2024年4月にビズメイツに新卒入社。
採用成功の秘訣は、CAとRA間の相互連携
ーーまずはお二人の担当業務について教えてください。
野々村:
私たちが所属しているタレントソリューション事業本部では、外国籍ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」や、グローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」を運営しています。
日本での就労を希望する外国籍ITエンジニアと、優秀なIT人材の採用を目指している企業の架け橋となり、双方の成長につながる転職活動・採用活動を支援することが、私たちのミッションです。
現在私が担当しているのは、クライアントのニーズに基づき、最適な人材を提案していくRA業務です。企業へのヒアリング、求人票の作成、他社の選考状況や志望順位・面接の感想といった候補者に関する情報共有など、採用成功に向けたさまざまなサポート業務を手がけています。
神林:
私はCAとして、求職者とコミュニケーションを取り、転職をサポートしています。具体的な業務としては、候補者へのスカウトメール送信や、面談を通じた希望条件のヒアリング、企業紹介、内定までのフォローなどですね。
さまざまな国籍の方のキャリアアップを支える仕事に大きなやりがいを感じながら、日々の業務に取り組んでいます。
ーーRAとCAは、それぞれの業務の中で、どのように相互に関わっていくのでしょうか?
野々村:
各案件は、RAが企業からヒアリングしてきたニーズをCAの皆さんに伝え、求める条件に近い候補者情報を挙げてもらうところからスタートします。
このフェーズで非常に重要なのが「求人票に書かれていない情報」までRAからCAに詳しく共有することですね。私は「募集背景」「希望する要件の理由」など、商談中にヒアリングした内容のメモを詳細に残して、CAにも共有することを心がけています。
企業と人材の良いマッチングのためには「RAが求人票を渡して、あとはCAに任せる」のではなく、そこからRAとCAの間で「双方のニーズを検討する」コミュニケーションを重ねることが欠かせません。神林さんとも頻繁に会話して、相談しあっていますよね!
神林:
はい!野々村さんをはじめとするRAの皆さんに、私からも積極的に質問して、お互いのニーズを詳細にすり合わせるようにしています。
私たちCAも「候補者情報のRAへの共有」の重要性を実感する場面は多いですね。
履歴書や職務経歴書の情報だけでは「なぜその人がマッチしているか」の詳細まで伝えきれないことも多々あります。候補者のスキルや経験だけでなく、働く環境についての希望や人柄の魅力など「書面に現れにくい情報」まで企業にお伝えするためにも、CAとRAのコミュニケーションはとても大切だと思っています。
野々村:
神林さんは詳細な情報を提供してくれるため、いつも助かっています!
共有してもらった候補者情報からは、ただ相手の話を聞くだけではなく「神林さん自身が考えた候補者のキャリアアップに最適な方針」を伝えて、しっかり対話しながら、信頼関係を築いている様子が伝わってくるんです。どんな案件でも安心して任せられる存在ですね。
調整に欠かせない「希望条件の優先度」の把握
ーー2人で連携して進めてきた業務の中で、印象に残っている事例はありますか?
野々村:
3ヵ月ほど前に2人で担当した案件は、神林さんの尽力もあって候補者の入社が決定し、クライアントもとても喜んでくださって、本当に嬉しかったです!
クライアントのニーズを正確に把握し、RA・CA間での情報共有を重ねたからこそ採用成功に至った事例として、強く印象に残っています。
神林:
私にとっても、印象深い案件です!当初その企業では、必要な経験やスキルなどの諸条件に加えて「日本での就労経験があること」も条件の1つとして人材を募集されていたんですよね。
野々村:
そうなんです。商談後、まずはその条件でCAに相談してみました。すると、神林さんが「スキル・キャリアともに親和性の高い方をご紹介できそうです。日本での就労経験はない方ですが、可能性はありますか?」と候補者情報を連携してくれたんです。
神林:
母国ではクライアントのニーズに合った実務を経験されている方だったので「条件と完全一致ではないが、一度検討してほしい」と感じて、まず野々村さんに確認してみました。
野々村:
クライアントから最初にご相談を受けた段階で「最も重視したいのは、過去の実務経験」という情報をヒアリングしていたため、神林さんの提案を受けて「マッチングの見込みはありそうだ」という直感がありました。
そこで、すぐにクライアントに連絡して検討をご依頼したところ、その候補者の方の選考参加が可能になったんです。
神林:
その後の面接に向けた対策には、私も力が入りました。「選考参加が可能になった以上は、ぜひ内定を獲得し、入社してほしい!」と思いましたから。
面接時の想定質問を考え、候補者にアドバイスしていく中では、野々村さんから連携してもらった詳細な企業情報や面接官情報が非常に役立ちました。最終的に内定が決まった瞬間は、とても感動的でした!
ーー採用成功の背景には、綿密な情報共有があったのですね!そのほかにも、仕事を進めていく上で心がけていることはありますか?
野々村:
気になることがあれば、社内チャットだけでは済ませず「直接声をかける」ことを意識していますね。
神林:
私も、対面でのコミュニケーションは大切だと思います。ちょっとした会話の中から新たな視点が獲得できることもありますし。
野々村:
そして、もう1つ忘れないように意識しているのが「全体を見る視点」ですね。私たちにとってはクライアントと求職者、どちらの要望も大切。どちらか一方の要望を通すのではなく、客観的に双方のバランスを見ながら、調整していく必要があります。
神林:
「双方のバランス」はCAにとっても見逃せないポイントだと思います。クライアントにとっても要件の優先順位があるように、求職者側にも「希望の優先順位」があるんですよね。
だからこそ、面談時のヒアリングは重要です。「企業が求める人材像」を踏まえつつ、「求職者にとって、ゆずれないポイントはどこか?」についても正確に理解し、丁寧にサポートしなければいけないと感じています。
コミュニケーションを楽しむ姿勢と、チャレンジ精神を忘れずに
ーー最後に、ビズメイツのタレントソリューション事業本部では、そんな方が活躍できそうだと思いますか?
野々村:
「コミュニケーションを楽しめる方」が向いていると思います。
私は以前、営業を担当していました。その時期に、アポイント取得や商談の経験を積む中で身についたフットワークの軽さとコミュニケーションを楽しむ姿勢は、今のRA業務にも活かせているのを感じています。
神林:
私もCAの仕事を通じて、コミュニケーション力を磨けた実感があります。「対話」を楽しむ姿勢は重要ですよね!
さらに「まずやってみる」というチャレンジ精神を持つことも大切だと感じています。
タレントソリューション事業本部には、若手にもチャンスが開かれている環境があります。入社当初はわからないことや難しいことも多いかもしれません。でもそんなときこそ成長の機会と捉えて、思い切って挑戦する人ならば、確実にステップアップできるはずです。
私も1年目にはIT業界の専門用語がわからず、候補者との面談では苦労しましたが、先輩にたくさん質問して学び続け、少しずつ苦手意識を克服できました。
自分の成長を信じて、日々新しいことに挑戦していきたい人には、活躍の可能性が大きく広がっている環境だと思います。