入社3ヶ月で「受講率改善プロジェクト」を立ち上げ。裁量のある働き方でキャリアアップを目指す/営業インタビュー
ビジネスパーソン向けのオンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」を展開しているビズメイツ。大手企業との法人契約も多く、社員の英語力底上げやグローバル人材の育成など、多様なニーズに対応した研修プログラムを提供しています。
今回、インタビューしたのは「Bizmates」を管轄するランゲージソリューション事業部 営業グループの一條さん。現在は3,000名以上の従業員を抱える大手企業を担当しています。一条さんに入社の経緯や前職までの経験をどのように活かせているのか聞きました。
■プロフィール
ランゲージソリューション事業部 営業グループ 営業:一條 ひとみ
カナダの大学でホテルマネジメントを学び、卒業後は現地のホテルでコンシェルジュやフロントデスクとして3年間勤務。その後は日本に帰国し、各自治体の学校や民間企業様向けの英語研修を行う企業に入社。法人営業でアシスタントを担当。M&Aにより大手の組織・人事コンサル会社の傘下となった後、グローバル人材育成の事業を展開しているグループ会社へ転籍し、コンサルティング営業として従事。さらなる成長の機会を求めて、2023年4月にビズメイツに入社。
学びと成長の機会を求め、前職の経験が活かせる道へ
——一條さんのこれまでの経歴について教えてください。
高校時代から海外への関心が強く、カナダの大学へ進学。卒業後はカナダにあるホテルで、コンシェルジュやフロントデスクの仕事をしていました。
現地で結婚して永住権ビザを取得しようとしたところ、大使館スタッフのストライキがあり、すぐにはビザが取得できなくなったため、ビザが下りるまで日本に一時帰国しました。
経験があるホテル業界での仕事も考えましたが、日本のホテル業界の待遇面に折り合いがつかず断念。そこで、英語力が活かせる環境で何かできることはないかと考え、新たなキャリアにチャレンジすることにしました。
当初は、ストライキが落ち着くまでの一時帰国を想定していましたが、グローバル人材育成企業で配属された「コンサルティング営業」におもしろさを感じ、9年間勤務。結果的に夫が日本に来てくれることになりました。
——転職をしようと考え始めたきっかけは何ですか?
前職では、日本を代表する大手企業の人事担当と対等な立場でディスカッションし、会社経営の将来を担うハイクラス人材の育成に携われていたので私としては仕事は楽しく、魅力的でした。
また、異文化コミュニケーションスキルを高める研修を提案するだけではなく、課題設定〜研修実施までのプロセス設計も担当しており、本当に毎日が充実していましたね。
ところが9年も働いていると毎日がルーティン業務のように感じられ、同じくらいの年代の社員が次々に辞めていってしまい、私も次のステップを考えるようになりました。ただ、仕事にも詳しくなり、慕ってくれる後輩も増えたため、前職でのマネージャーへのキャリアアップには多少興味もありました。
しかし、このまま同じ会社にいてもさらなる学びを得る機会は少ないかもしれない。そう考え、転職活動を始めました。
今まで培ってきた知見やスキルで、かつ少し挑戦ができそうな分野へと考え、障がい者雇用支援を行う会社へ転職しました。ただ実際に仕事をしてみると、やはり自分はグローバルな人材の育成や異文化コミュニケーションへの興味関心が強いと実感しました。
そこでもう一度、異文化コミュニケーションに触れられる環境に飛び込みたいと考えました。
——ビズメイツを選んだ決め手について、教えてください。
異文化コミュニケーションを円滑に進めるためには、やはり「語学力」が必要になります。グローバル人材育成の事業会社で働いていた時代から「語学力を伸ばすためにBizmatesを使っている」と語っていたお客様が多く、ビズメイツの存在は知っていました。
ビズメイツならば前職と同じ「英語でのコミュニケーションを必要としているハイクラス人材」と関われることができ、自身が活躍できるイメージも沸きました。
そして、面接時に「上司となる高橋さんも、入社時期が一緒だ」と聞いたことが決め手になりました。
長年、同じ組織のなかにいる上司であれば今までのやり方に従って仕事を進めていく方も多いと聞いています。
そうなれば、私の希望する仕事の進め方に違和感を持たれ、上司とのコミュニケーションの取り方が難しいかもしれないと少し不安を感じていました。
しかし、高橋さんが同じタイミングで入社するのであれば、新たな環境で共に学びを深めて働けそうだと思いました。実際に入社してからは楽しく働けています。
入社3ヶ月目でプロジェクト立ち上げに参加。事業部の月間MVPを受賞
——入社からの3ヶ月間は、どのように過ごしたのでしょうか?
最初の1ヶ月間はサービスとお客様に関する情報を集め、理解するところからスタートしました。
担当することになったのは、従業員3,000名以上のエンタープライズ企業、いわゆる大手企業です。お客様について深く理解しておきたいと感じ、積極的に情報を収集しにいくようにしていましたね。またロールプレイもしながら、実際に商談する準備を進めていました。
2ヶ月目は実際に商談を担当するようになり、「Bizmates」が抱えている課題が自分なりに見えてきました。
例えば企業担当者が「Bizmatesのプログラムを全社に導入し、社員の英語力アップを目指そう」と意気込んでいる一方で、研修を受講する社員によっては2〜3ヶ月経っても一度も受講していないことも珍しくありませんでした。
このまま継続できない社員が増えれば、企業の維持コストだけが増えてしまい「Bizmates」の価値が提供できなくなってしまいます。これはもったいないと感じ、受講率アップに向けたアプローチを模索し始めました。
——受講率アップに向けて、どのような取り組みを始めたのでしょうか?
入社3ヶ月目を迎えたころに「受講率改善プロジェクト」を立ち上げたんです。まずは、受講率が伸び悩んでいる理由を個別に企業の担当者や受講者の方に伺ってみました。すると、さまざまな原因が上がってきたんです。
「オンライン英会話のレッスン予約を入れたいが、どうすれば良いのか分からない」「受講後の学習の進め方が分からない」「外国人の先生と話すと思うと、緊張してしまう」など、初歩的なものもあったため驚きました。
また、法人契約の場合、会社が受講費用を負担しているため、モチベーションを保ちにくい場合があると改めて気付かされましたね。
——原因に対して、どのような対策を講じたのでしょうか?
これからレッスンを始める方向けに、不安を解消するための「導入説明会」を月1回ウェビナーで開催するようになりました。最初のつまずきを丁寧にサポートしようと無料で実施し、初回は約40名の方が参加されました。
私は説明会の企画、投影するスライド編集、司会進行を担当しました。これからオンラインレッスンを始める方が抱く疑問点をすべて解消できるよう、質疑応答の時間も設けました。
「レッスンは平日のみ受講できますか?」という質問をいただいた際、企業研修の一環で行っているため「会社が休みである土日は利用不可」と思い込んでいたという背景まで聞けたり、私たちとしても収穫がありました。
もちろんレッスン予約は土日もでき、スケジュールも調整できます。自分にとっては当たり前なことが、企業研修の場合はネックになっている受講者の方もいたのです。そこは今後も考慮しながら様々な部分を改善していく必要があると感じています。
仲間と上司がチャレンジを応援してくれた
——プロジェクトを推進しているなかで感じたことを教えてください。
このような説明会のプロジェクトを立ち上げたのは初めての経験でした。前職では先輩社員がプロジェクトを立ち上げる姿を見てはいましたが、いちメンバーとしての関わりのみだったため、自分にとってはチャレンジングな取り組みでした。
プロジェクトでの様子を知った高橋さんは「社内のMVP基準を満たしているから、立候補してみないか?」と薦めてくれました。まだプロジェクトとして最終的な成果が出ていないため、私としては時期尚早だと思ったのですがノミネートし、MVPを受賞できたことはとても嬉しかったです。
また、入社して間もない時期にプロジェクトを始めたため「周囲の協力が得られなければ、推進は難しいのでは」と感じていました。そうしたなかで特に、先輩社員がサポートしてくれたことは、心強く大きな力になりました。
——一緒に働くメンバーとの関係も深まったのですね。
法人研修業界における営業経験は長いのですが、入社したての新参者のため、最初はどのように振る舞えば良いのか少し気にしていたんです。
そのため自身の経験を活かせる部分は積極的にチームに共有しながら、必要な部分はアドバイスを受け、うまくコミュニケーションを取るように意識しました。
高橋さんとも何でも相談できる良い関係で、仕事が進めやすく、キャリアアップも会社として応援してくれています。これからもチームで助け合う風土を築いていきたいです。
人を育てる仕組みを整え、社内の人材育成にも挑みたい
——一條さんが目指す姿を教えてください。
いつも心がけているのは「影響力のある仕事をする」ということです。
具体的には今後、新人育成にチャレンジしてみたいと考えています。後輩が、私以上に活躍できるようになれば会社にもいい影響を与えるはずです。育成に携われるならば、リーダーを目指してみたいと思っています。
また、営業として必要なスキル・知識の習得も重要です。提案スキルだけではなく、人材育成や人事領域の知識も含めて誰もが学べる仕組みを整えていきたいです。私も引き続き学びを続けながら、後輩と一緒にスキル・知識を身につけていきたいですね。
——最後に、どのような方がビズメイツで活躍できると思いますか?
教えてくれるのを待つのではなく、自ら学ぶ姿勢がある方は十分活躍できると思います。営業グループ内の教育体制はこれからさらに整えていくフェーズにあります。加えて、この業界は自主的に探求していく姿勢があれば、いくらでも成長できるチャンスがあります。
ビズメイツは、入社年次に関係なく、プロダクトやサービスをより良くしたいと願う心意気を後押ししてくれる裁量の大きな会社です。「自分にできるかな」と心配になっても、先輩社員を始め、周りからの惜しみない協力と連携があります。安心して、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。